ブリヂストン<5108>は創業者の石橋正二郎氏の「石橋」をひっくり返して、ブリッジ(橋)ストン(石)としたことは有名な話(これは常識の部類…?)。もう30年前になりますが、米国の名門タイヤメーカー、ファイアストンを約3300億円の巨費で買収したのは1988年のこと。ブリヂストンは今や連結売上高が4兆円近くに達し、世界最大のタイヤメーカーとして地歩を確固としていますが、社名の中にあるのは「ジ」ではなく「ヂ」ですので、くれぐれも注意ください。
ワイヤロープ最大手の東京製綱<5981>は、同じ読み方でも東京製鋼とすると大きな間違いとなります。見紛いがちな社名の代表格で、綱(つな)です。鋼(はがね)の東京製鋼という会社はありそうですが、ネットで検索してみると、意外にもヒットしません。その代わり、東京製鉄<5423>という電炉トップメーカーがあります。
準大手ゼネコンの熊谷組<1861>の読み方は「くまがいぐみ」が正解です。7月23日に国内最高気温41.1度Cを記録した熊谷市(埼玉県)の地名は「くまがや」と読みますので、気に留めておいた方いいかもしれません。
文:M&A Online編集部