大陽日酸は同業の米プラクスエアが欧州で展開する産業ガスと炭酸ガス、ヘリウム事業の一部を買収すると発表した。取得金額は5000万ユーロ(約6438億円)で、同社として過去最大の買収。同社は2016年、仏エア・リキードから米国事業の一部を買収して北米市場に参入しており、今回、欧米市場にも強固な足場を築くことになる。

産業ガス世界3位のプラクスエアは2018年中に同2位の独リンデと経営統合する計画。事業規模が巨大化するのに伴い、欧州委員会は欧州事業の一部について第三者への譲渡を求めていた。この分割譲渡に対し、大陽日酸は新たに設立する欧州統括子会社を通じて当該事業を運営する法人の株式を取得する。大陽日酸は現在、産業ガスで世界5位。

取得するのはドイツ、スペイン、ポルトガルなど9カ国における産業ガス事業と英国、アイルランドなど4カ国における炭酸ガス事業およびヘリウム事業。

事業取得は2018年11月を予定する。