大陽日酸は米国子会社を通じて産業ガス世界2位の独リンデが米国に持つHyCO事業(水素・一酸化炭素の供給事業)の一部と関連資産を買収する契約を結んだと発表した。リンデは同3位の米プラクスエアと合併を決めているが、米当局が承認の条件としてリンデに対して米国内の事業の一部を第三者に売却するよう要請していた。

リンデから取得するのはHyCOプラント5カ所、パイプライン、遠隔監視システム。取得価額は4億1300万ドル(約468億円)。

大陽日酸は2016年に産業ガス世界首位の仏エア・リキードから米国事業の一部を買収して北米市場に参入した。今年7月には米プラクスエアが展開する欧州事業を約6400億円で買収することを発表し、先に一連の買収手続きが完了したばかり。今回、リンデの米国事業の一部を引き継ぐことで北米での基盤が一層強固になるとみられる。