「JR旅客6社の経営動向」調査

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt

全国の主要鉄道22社(単体)経営状況比較

全国の主要鉄道会社22社を見ると、2015年度でJR東日本が売上高トップ。JR3社がトップ3を独占。JR九州は売上高で6位。前年比較可能な21社では増収率が7.1%のJR西日本、阪急電鉄に次いで3位になっている。自己資本比率はJR北海道の68.7%、JR四国の57.3%に次いで高い。
九州新幹線全線開通の前日に発生した東日本大震災、そして今年4月の熊本地震を乗り越えJR九州は上場にこぎつけた。鉄道事業では上場3社のようなドル箱路線はないが、重要なインフラとして沿線住民や企業、文化、経済に欠かせない存在だ。今回の上場で得られる潤沢な資金とJRのブランド力を背景に、さらなる事業多角化で地域経済を活性化させるだろう。
九州経済をけん引する代表的な企業として、復興を目指す熊本県など各県の思いを込めて、「頑張ろう九州」の旗印となることが期待されている。

全国主要鉄道業

東京商工リサーチ「データを読む」より

関連リンク:
【M&Aインサイト】進む運送業界の合併・買収
世界最大の多国籍複合企業体 ゼネラル・エレクトリック(GE)

NEXT STORY

地ビールメーカー動向調査

東京商工リサーチ
| 2016/10/13
2016.10.13

「靴業界動向」調査

東京商工リサーチ
| 2016/8/30
2016.08.30

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5