ホームセンター、 ドラッグストア、コンビニチェーン、スーパー、クリーニング店、家電量販店など、地場に展開する店舗網を、大手が買収する例は多い。中には広い商圏をカバーするもの同士が合併する場合もある。今週はそんな事例を振り返る。
・DCMホールディングス<3050>とケーヨー<8168>、株式交換による経営統合へ
・ユニーグループ・ホールディングス<8270>子会社のホームセンター事業を譲渡
大手の戦略が地域の勢力地図をある日大きく塗り替える。地場のスーパーが大手チェーンになれば、サプライチェーンが変わり、価格が変わり、サービスが変わる。顧客はこなれた価格や品ぞろえ、サービスに喜び、コンペティターには激震が走る。さまざまな事例から、悲喜こもごものドラマが見えてくる。
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(関連ニュース)
・イズミ<8273>、子会社のスーパー大栄<9819>を株式交換により完全子会社化
・エディオン<2370>、ホームセンター事業をDCMホールディングス<3050>子会社に譲渡。
・アコーディア・ゴルフ<2131>、千葉県のゴルフ場運営会社を子会社化
・リックコーポレーション<3147>、ペットショップ運営会社を子会社化
・フジ<8278>、ツルハHD<3391>、レデイ薬局<3027>株式をTOB
・ココカラファイン<3098>、兵庫県の調剤薬局1店舗を譲受け
・綿半ホールディングス<3199>、愛知県の食品スーパーを子会社化
まとめ:M&A Online編集部
これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。