2025年の自動車関連業界でのM&Aでは、超大型案件の破談や変更があった。前年の12月に基本合意したホンダと日産自動車の経営統合は、統合条件を巡る意見の不一致から2月に破談。
また、6月に発表され、約4兆7000億円と年間最高額の案件となったトヨタ不動産などトヨタグループによる豊田自動織機のTOB(株式公開買い付け)は、米投資ファンドのエリオットから「著しく過小評価している」と反対表明を受けた。同グループは競争法手続きの遅れを理由に、TOB開始を12月上旬から2026年2月以降に延長した...
2025年4月のM&A件数(適時開示ベース)は前年同月比8件減の100件となり、4カ月ぶりの前年比減となった。