トヨタの豊田章男社長、次期経団連会長に向けて「本格始動」へ

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財界が待ち望む「豊田経団連会長」

豊田社長に「日本の産業界全体という大きく羽ばたいていただかなくてはいけない」と語りかけた内山田会長=右(トヨタイムズより)
豊田社長に「大きく羽ばたいていただかなくてはいけない」と語りかけた内山田会長=右(トヨタイムズより)

2月6日に経団連の副会長人事が発表される予定だが、豊田社長の就任が決まれば、2025年には戸倉雅和会長(住友化学会長)に代わって経団連会長へ昇格するのは確実だ。極めて異例ではあるが、早川茂トヨタ副会長が経団連審議員会副議長を退任。代わりに豊田社長が副議長に就任して、会長就任をうかがうという方法もありうる。

経団連は日本を代表する企業を率いる創業家出身の豊田社長を経団連会長に迎え入れるべく、粘り強く働きかけてきた。母体企業の豊富な資金力に加えて国民的な知名度がある豊田社長だけに、経団連の存在感を高めるためには必須の人材だからだ。

豊田社長が経団連会長に就任すれば、トヨタ出身者としては旧経団連の第8代会長だったトヨタ社長の実父でもある豊田章一郎氏(1994〜1998年)、現経団連の初代会長だった奥田碩氏(2002〜2006年)に続く3人目となる。

文:M&A Online編集部

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