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M&A(経営統合)とシナジー効果

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M&Aの世界では、「シナジー効果(Synergy Effect)」という用語が頻繁に出てきます。簡単に説明すると「1+1=2以上」になる可能性がある場合、相乗(シナジー)効果があると考え、M&Aを実行します。経済学で「範囲の経済」という用語がありますが、シナジー効果とほぼ同義と考えていただいてもよいでしょう。

さて、経営統合の仕方によって、シナジー効果の及ぼす影響が変わります。それが「水平型M&A」と「垂直型M&A」です。まずは水平統合から解説します。

【例1】同業が合併(経営統合)する水平型M&A

自動車メーカーのA社とB社が合併する場合を想定してみましょう。このとき、経理部門や人事部門などの間接部門をひとつに集約することができます。また重複する車種を統合することにより、共通する材料を一括購入することでコストダウンが図れ、開発コストも削減できます。このようなスケールメリットを享受することができるのが、「水平型M&A」です。

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