「非上場だから非公開」とは限らない

 「非上場会社」と「非公開会社」-どちらも同じ意味で使われるケースが見受けられますが、全くの別物です。先ずは非上場会社ですが、こちらは文字通り証券市場に上場していない会社を指します。一方で非公開会社を非上場会社と同じとするケースも散見します。実は「非公開会社は非上場会社だ」は正解ですが、必ずしも「非上場会社は非公開会社だ」とは限りません。なぜこういうことが起こるのでしょうか?

 非公開会社とは会社法でいう「公開会社ではない株式会社」に当たります。一言でいえば「会社の許可なく勝手に自社株を他人に譲ってはいけないという譲渡制限がついている株式会社」のこと。自社株の譲渡制限がなければ、非上場会社であっても公開会社となります。反対に非公開会社は会社の許可がない株式譲渡を一切禁止しているため、例外なく非上場会社です。