交渉相手や取引先が本当に存在しているのだろうか?・・・こうした不安をお持ちの方に、今回ご紹介するのは「会社の実在性や所在地をお手軽に調べる方法」です。と言っても「絶対確実」というわけではありません。あくまで自己責任でご利用ください。
国税庁法人番号公表サイト
http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/ では、
・会社の商号
・本店所在地
・法人番号
を簡単に検索できます。商号も本店所在地も「一部検索」が可能です。
ですから「本当にこの会社ってあるのかな?」とか、「本店所在地はどこなのかな?」ということを”とりあえず”手軽に調べたい時は、役に立つと思います。
会社が実在する・しないだけでなく、「ウチの会社と似た名前の会社ってどのくらいあるのかな?」とか、「この住所にどんな会社があるのかな?」とかも調べられます。
例えば、不謹慎な例で恐縮ですが、「はれのひ」という言葉が含まれている会社名を調べたい場合、商号欄にカタカナで「ハレノヒ」と入力して「部分一致」で検索すると、
このように、22件の商号と所在地が出てきます(2018年1月22日現在)。
あるいは所在地で調べたい場合は、例えば「東京都千代田区千代田1-1」の住所で検索をすると、
「3件見つかりました」と出てきます(2018年1月22日現在)。
法人番号 | 商号又は名称 | 所在地 |
---|---|---|
8010005018566 | 公益財団法人菊葉文化協会 | 東京都千代田区千代田1番1号 |
8010005002487 | 宮内庁生活協同組合 | 東京都千代田区千代田1番1号宮内庁内 |
9000012010020 | 宮内庁 | 東京都千代田区千代田1-1 |
さらに細かい情報(資本金、事業目的、役員名など)を知りたい場合は、「登記情報提供サービス」や帝国データバンク、東京商工リサーチなどの民間情報会社の資料を手に入れる(いずれも有料)のもテです。
しかし、いくら有料情報といっても悪意を持てば虚偽を装うことは可能です。必ずしも真実を表しているとは限らない点、御留意ください。
中小企業のM&Aにおいて売れる会社となるには、買い手が評価するポイントを押さえる必要があります。買い手はどのような点に着目しているのでしょうか。