神明畜産と関連会社の肉の神明、共栄畜産は9月9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。負債総額は3社合計574億6900万円。畜産業としては安愚楽牧場に次ぐ、過去2番目の大型倒産となった。
きっちょーは大東文化大学発の畜産ベンチャー。2021年8月に同大3年生だった富田隼輔代表取締役と牛込ことみ代表取締役が創業。まだ珍しい都市型畜産事業の実現を目指す。社名はウズラの鳴き声が「御吉兆(ごきっちょー)」と聴こえることからとった。
ルラビオ(広島県東広島市)は広島大学発のバイオ畜産ベンチャー。同大学大学院統合生命科学研究科の島田昌之教授らのグループによる研究成果をもとに2021年4月に設立した。精子を分離することで、家畜のオスとメスを産み分ける事業を展開していく。
Ciamoは崇城大学発のバイオベンチャー。崇城大学大学院工学研究科博士後期課程応用生命科学専攻に在学中の古賀碧社長が学生起業し、農地などでの土壌改良に役立つ光合成細菌培養キット「くまレッド」の開発を手がける。その起源は地域課題の解決だった。