2月はMBO(経営陣による買収)が相次いだ。東証2部上場のソフト開発会社、エヌ・デーソフトウェアは独立系投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(東京都千代田区)と組んでTOB(株式公開買い付け)を行い、株式を非公開化すると発表した。買付金額は299億円。
ジャスダック上場で電子部品商社のフーマイスターエレクトロニクスも同様に、MBOで株式の非公開化を行う。投資会社のTMK(東京都杉並区)がフーマイスターにTOBを実施する...
2019年1月のM&Aは62件と前年同月の52件を10件上回った(東証適時開示ベース)。日本企業による海外企業の買収は前年同月の3倍の12件に上り、このうち2件は1000億円超の大型案件。金額10億円以上も17件と前年同月比ほぼ倍増した。
東証の「適時開示」ベースで、2018年11月の買収件数は59件と前月を10件下回った。ダイキン工業が欧州の冷凍・冷蔵ショーケース大手AHTを1145億円で子会社化するのが最大案件で、これを含めて日本企業による海外企業買収は7件だった。
東証の「適時開示」ベースで、2018年の企業別の買収件数ランキング(9月14日時点)を集計したところ、マッチサイト運営のシェアリングテクノロジーの9件が最多だった。2位はソフィアホールディングスの5件で、いずれも買収先は調剤薬局だった。