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幸楽苑が夏のボーナス不支給を決定、他の企業にも影響は広がるか

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会長と社長の報酬も50%カットを決定(画像は幸楽苑 川崎千年店)

JBイレブンは無配を決定

シャッター街
緊急事態宣言で多くの飲食店が休業に(画像はイメージ Photo by PAKUTASO)

売上が激減したからといって、即給与の減額になるというわけではありません。企業が生み出した成果(売上)からは、優先的に支払われる順番があります。優先順位が最も高いのは取引先です。次が従業員の給与です。その次に利息などの銀行への支払いとなり、国に納める税金が続きます。

税金までを引いた後に経営者への役員報酬を支払い、株主還元へと至ります。この優先順位を見ると、幸楽苑の給与カットという決断が非常に重いものだったとわかります。

財務状況を見るため、幸楽苑の競合企業で流動比率を比較します。現時点で借金にどれだけ依存しているのか、財務レバレッジも同時に比べます。財務レバレッジは、大きくなるほど借入金などの負債比率が高く、借り入れがしにくいといえます。

企業名 流動比率 財務レバレッジ すでに決定した減額などの措置
幸楽苑ホールディングス 68% 3.7倍 会長・社長の役員報酬50%の減額など
従業員の給与20%カット、夏季ボーナスの不支給
ハイデイ日高 300% 1.2倍 -
JBイレブン 86% 4.3倍 配当を無配
力の源ホールディングス 106% 3.7倍 代表取締役の役員報酬と月額給与32%の減額など

先ほどの優先順位で考えると、JBイレブン<3066>の無配は最も優先順位が低い株主への支払いがなくなったことを意味しています。同社の流動比率は86%。現金及び預金は11億9000万円。1年内返済予定の長期借入金が9億6400万円あります。幸楽苑ほどではないにしても、財務状況はやや近いところにあり、コロナの影響が長期化すると役員報酬の減額、更にその先の対策が必要になるかもしれません。力の源ホールディングスは財務状況は良いものの、売上の減少幅が大きい点が気になります。

新型コロナウイルスによる自粛が長期化するにつれ、株主だけでなく経営者や従業員にも災いが降りかかります。終息への道はまだ見えていません。

麦とホップ@ビールを飲む理由

麦とホップ @ビールを飲む理由

しがないサラリーマンが30代で飲食店オーナーを目指しながら、日々精進するためのブログ「ビールを飲む理由」を書いています。サービス、飲食、フード、不動産にまつわる情報を書き込んでいます。飲食店、宿泊施設、民泊、結婚式場の経営者やオーナー、それを目指す人、サービス業に従事している人、就職を考えている人に有益な情報を届けるためのブログです。やがて、そうした人たちの交流の場になれば最高です。 ブログはこちら 「ビールを飲む理由」 


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