学習塾業界で淘汰と再編の動きが鮮明になっている。帝国データバンクの調査によると、2025年1〜9月の学習塾経営事業者の倒産件数(負債1000万円以上の法的整理)は37件と、同期間として過去最多を記録した。前年通年の40件を上回る勢いで、通年では50件前後に達する見通しだ。少子化による生徒減と競争激化を背景に、都市部を中心に中小業者の経営破綻が相次いでいる...
自社の業界が低迷した時に「座して死を待つ」のではなく、異業種進出で「新天地での飛躍」を図るのは当然の選択。M&Aはその強力な武器だ。ただM&Aは「諸刃の剣」。使い方を誤れば深刻なリスクにもなる。中堅出版社の秀和システムは、その罠にはまった。
書店の減少が止まらない。東京商工リサーチによると、2014年以降に書店は倒産・休廃業が新設を上回る状態が続き、10年間で764社が姿を消した。政府も危機感を強めている。一方で、M&Aによる業界再編は進まない。なぜ書店のM&Aは進まないのか?
11月末でビッグモーター(東京都多摩市)の損害保険代理店登録を取り消される。同社は12月から自動車損害保険を販売できなくなり、今後3年間は代理店の再登録もできなくなる。いよいよ追い詰められた同社の買収に、大きな影響を与えるのは間違いない。
世界18カ国で展開するドイツのミールキットブランド「HelloFresh」の日本法人ハローフレッシュ・ジャパン合同会社は9月27日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は債権者2名に対して約30億3900万円。