自社の業界が低迷した時に「座して死を待つ」のではなく、異業種進出で「新天地での飛躍」を図るのは当然の選択。M&Aはその強力な武器だ。ただM&Aは「諸刃の剣」。使い方を誤れば深刻なリスクにもなる。中堅出版社の秀和システム(東京都江東区)は、その罠にはまった。なぜ秀和はM&Aで取り返しのつかない失敗をしたのか?
2025年7月、秀和は東京地裁から破産開始決定を受けた...
インド自動車部品大手のマザーサンが、経営再建中のマレリ買収に向けて動き出した。マザーサンが主要スポンサーとなる再建案は、邦銀からの支持を集めている。もし買収が実現すれば、マザーサンの電気自動車(EV)シフトへの対応力も一段と高まる見込みだ。
ビッグモーターが中古車事業を分社化して伊藤忠商事に譲渡することで最終調整が進んでいる。旧会社は中古車販売を分離し、創業者の兼重宏行前社長ら創業家が約100億円を出資して訴訟対応や債務返済に当たる。旧ジャニーズ事務所の分割と同様のパターンだ。
有明清算は11月14日、東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。負債総額は債権者36名に対して約39億円。
友伸會は9月29日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は債権者150名に対し約37億3000万円。全国に歯科クリニックを展開する医療法人で「東京プラス歯科矯正歯科」のクリニック名で展開し、一般歯科のほか歯科矯正でも定評があった。