キオクシアでまたも「船頭多くして…」の東芝、再建に大きな不安

alt
WDとの経営統合が流れたキオクシア(Photo By Reuters)

東芝再建の一角をなすキオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)と米半導体大手のウエスタン・デジタル(WD)との経営統合が白紙に戻った。キオクシアとの関係強化を目指す韓国SKハイニックスが同意しなかったのが響いた。WDとSKの「綱引き」が長引けば、キオクシアの新製品開発や生産能力増強に遅れが出る可能性もある。

出資者の多さが意思決定の足かせに

同社株の40.64%を保有する東芝の経営再建にも影響を与えかねない。東芝自身も大株主だった複数のアクティビスト間で意思統一が図れず、再建が混乱...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5