富士通<6702>は10月末、東証プライム上場でAI(人工知能)を活用したデータ分析などを手がけるブレインパッド<3655>の買収を発表した。取得金額は約565億円。3兆5000億円超の売上高を誇る同社として規模はさほど大きくないが、別の意味合いを持つ。
というのも、10年がかりでグループ再編・整理を進める過程で「売り手」に徹してきた同社にとって今回の案件が「買い手」にM&Aの軸足を移す転換点になる可能性があるからだ...
日産自動車が横浜駅前に構える本社ビルを売却する。経営再建の一環で、手元資金を厚くして資産効率を高める狙いがある。大手企業の本社ビルは地域のランドマーク的な役割を併せ持つだけに、売却の波紋は小さくない。
企業向け研修や人材育成サービス大手のインソースは、生成AI(人工知能)対応サービスの拡充や、コンテンツIP(知的財産)の確保を目的にしたM&A戦略を推進する。
ホームセンター最大手のカインズ(埼玉県本庄市)は2025年12月下旬に、建築、建設、製造業向けの通販サイト「トラノテ」などを運営する大都(大阪市)を子会社化する。2022年に子会社化した家具、日用品、生活雑貨などを販売する東急ハンズ(現 ハンズ)以来、約3年半ぶりとなる。
サンリオが映像制作などのデジタル関連で1000億円規模のM&Aを実施する方針が明らかになった。海外での買収を念頭に検討を進めているという。M&Aの候補企業は明確にされていないが、1000億円程度の予算で買収できそうなターゲットを探ってみた。