株式の非公開化を目的にMBO(経営陣による買収)を始めたものの、アクティビスト(物言う株主)の介入などで“暗雲”が漂うケースが相次いでいる。最大の要因は買付価格の妥当性。割安過ぎるとの批判を招いているのだ。
その一方で、MBO発表後、当該企業の株価は買付価格を上回る高値圏で推移し、TOB(株式公開買い付け)の成立が見通せない悪循環に陥っている...
太陽光発電やITなどの事業を展開するテクノロジーズは、2023年1月期に10億円強だった売上高が、2025年1月期に約13倍の139億円となり、さらに2026年1月期には18倍ほどの200億円に迫る見通しだ。
M&A市場でソフトバンクグループの存在感が際立っている。3月に1兆円近くで米国半導体設計企業、10月初めには8000億円超でスイス企業からロボット事業の買収を発表。それぞれ日本企業関連のM&Aで今年の金額2位、3位を占めるが、SBGは「メガ級」のM&Aを過去にも連発しているのだ。
消費者金融大手のアイフルが、わずか2年ほどの間にSES(システム・エンジニアリング・サービス=システム開発の現場にITエンジニアを派遣するサービス)を手がける企業5社を傘下に収めた。
屋外ベルトコンベヤー部品で国内トップシェアのJRCが、M&Aを加速させている。2024年に4社を子会社化したのに続き、2025年9月18日にプラント機器の据え付けなどを手がけるセイコーテック(横浜市)の子会社化を発表した。