M&A市場でソフトバンクグループ(SBG)の存在感が際立っている。3月に1兆円近くで米国半導体設計企業、10月初めには8000億円超でスイス企業からロボット事業の買収を発表。それぞれ日本企業関連のM&Aで今年の金額2位、3位を占めるが、SBGは1兆円あるいはこれに迫る「メガ級」のM&Aを過去にも連発している。
SBGは10月8日、スイス重電大手ABBのロボット事業を買収すると発表した。買収総額は53億7500万ドル(約8187億円)。2026年中の買収完了を見込む...
コーナン商事はホームセンター事業に次ぐ未来の成長を担う新たな経営の柱の発掘に乗り出した。M&Aを活用して実現を目指す計画で、これまでのホームセンター事業の拡大を中心に進めてきたM&A戦略を、成長のための先行投資に転換する。
「肉のハナマサ」「生鮮館」などのスーパー事業を展開するJMホールディングスは、今後4年間(2026年7月期~2029年7月期)に、既存事業の強化や新規事業につながるM&Aを積極的に検討する方針を打ち出した。
オムロンは企業が従業員の健康を維持、向上させる取り組みであるコーポレートヘルス事業を本格展開する。iCARE(東京都品川区)を子会社化し、オムロンとiCARE両社の知見を活用した新サービスの開発に着手。2025年11月からデータ分析の実証実験に入り、2027年3月末までに新サービスの提供を始める。
北海道を中心に注文住宅や不動産事業を手がけるロゴスホールディングスは、M&Aによって地方工務店を組織化する。これによって「地域ナンバーワン工務店の集合体」を目指す。