居酒屋からの脱却目指す「チムニー」72店の閉店と100人の希望退職を断行

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はなの舞などの業態転換を進めるチムニー

通期の業績予想は未定 

チムニーは1984年にジャスコ(現イオン)の100%子会社として設立され、「はなの舞」を中心とする居酒屋事業を展開。2009年にカーライル・グループと組んでMBO(経営陣による買収)を実施し、2010年に株式を非公開化した。 

2012年に東京証券取引所市場第二部に再上場したあと、2013年にイオン系の酒類販売店やまや<9994>の傘下に入った。2017年にハンバーグ、オムライスなどを提供する7店舗を事業譲受したほか、2018年にはつぼ八の34%の株式を取得した。 

2021年3月期第1四半期は売上高21億1200万円(前年同期比80.7%減)、営業赤字19億2900万円、経常赤字12億8000万円、当期赤字17億8100万円という厳しい内容で、2021年3月期通期の業績予想については6月の2020年3月期決算時と同様、未定のまま。 

業態転換、店舗閉鎖、希望退職の3点セットの効果が現れるのは、どうやら少し先のことになりそうだ。

チムニーの沿革
1984 ジャスコ(現イオン)の100%出資の居酒屋フランチャイズの企業として設立
2005 ジャスダック証券取引所に株式を上場
2008 東京証券取引所市場第二部への上場
2009 MBO(経営陣による買収)でカーライル・グループのエフ・ディーの子会社に
2010 東京証券取引所上場廃止
2012 東京証券取引所市場第二部に再上場
2013 豊丸など居酒屋8店舗とラーメン店1店舗を事業譲受
2013 TOB株式公開買い付け)で、やまやの子会社に
2014 魚鮮水産、紅フーズコーポレーション、めっちゃ魚が好きの3社を子会社化
2014 東京証券取引所市場第二部から市場第一部に市場変更
2017 ハンバーグ、オムライスなどを提供する7店舗を事業譲受
2018 DE ICHIBA八丁堀店を事業譲受
2018 つぼ八の34%の株式を取得
2019 牛星などの焼肉業態を運営するシーズライフを子会社化

文:M&A Online編集部

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居酒屋の「はなの舞」や「さかなや道場」を運営するチムニーは2020年6月23日に、2020年3月期の当期損益が28億1200万円の赤字に転落したと発表した。