ビールやウイスキーなどを手がけるアサヒグループホールディングス<2502>のグループ企業であるアサヒグループ食品(東京都墨田区)は2025年5月1日に、合成繊維大手の帝人<3401>から乳酸菌などの製造販売を手がける帝人目黒研究所(大阪市)を買収した。
同研究所は、細菌学者で免疫学者の目黒庸三郎博士が1925年に、大阪実験治療研究所として設立したのが前身で、医薬品や健康食品原料など向けの乳酸菌や納豆菌の製造、販売、受託事業を行ってきた...
紀伊国屋書店は、京王電鉄傘下で「啓文堂書店」を20店舗展開する京王書籍販売(東京都多摩市)を買収することになった。書店の買収は昨年12月末、旭屋書店の運営会社を子会社化したのに続く。深刻な出版不況が続く中、矢継ぎ早のM&Aの狙いどこに?
「米国第一」を掲げるトランプ米大統領の高関税政策が世界経済を翻弄している。活況が続く日本企業のM&A動向に冷や水を浴びせることになるのか。トランプ第1次政権時(2017~2021年)を振り返りつつ、今後を展望する。
新たな企業争奪戦が持ち上がった。センサーメーカーの芝浦電子に対して同意なき買収を提案中の台湾電子部品大手のYAGEO(国巨)に対抗する形で、精密部品大手のミネベアミツミがホワイトナイト(白馬の騎士)として名乗りを上げた。
ピアノ大手の河合楽器製作所は、世界一の鍵盤楽器メーカーを目指して、今後10年間で鍵盤楽器事業を大きく成長させる戦略を打ち出した。ピアノの新製品を投入するとともに、欧州を中心にディーラーを買収し販売チャネルを増強することで実現を目指す。