多くの食品関連子会社を持つヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>は、2023年に子会社化したホタテ加工大手のワイエスフーズ(北海道森町)などを核としたロールアップ戦略(複数の中小企業を買収し、統合することで一つの大きな企業として成長を目指す手法)によって、ホタテ加工事業を拡充する。
2026年2月期を初年度として、複数の水産加工企業の買収を進め、企業数が増えた段階でグループ内で生産の平準化をはじめ、設備や販路の相互活用などに取り組む...
厨房機器のホシザキがM&Aを活発化させている。2025年4月24日に殺菌効果のある電解次亜水の大型生成装置事業を買収。同年1月には米国の厨房機器販売店の事業を買収した。さらに前年の2024年には4社、2022年には3社を傘下に収めている。
エンジン計測機などの分析機器大手の堀場製作所は、半導体ウエハー(半導体集積回路の材料となる円形の薄い板)の検査装置を開発、製造する韓国のEtaMax(エタマックス)を買収した。
カジュアル衣料大手のアダストリアは、今後5年間でオーガニック(社内の経営資源を活用した成長)な成長で売上高を1000億円強増やすとともに、M&Aでさらに最大1000億円の売り上げを上積みする。
自動車輸送をメインとする中堅物流事業者のゼロは、M&Aで自動車輸送に関連する周辺事業の拡大を加速する。こうした取り組みなどで2027年6月期に売上高1500億円(2024年6月期は1407億円)を目指す。