理研計器は研究機関発祥だけに、ガスを検知するセンサーは自社開発がほとんど。顧客のニーズを聞きながら開発し、製造、メンテナンスまでを一貫して手がけている。設立から80年が過ぎ、国内では固定客が多く、安定した収益をあげてきた。しかし、日本では製造業の海外移転による空洞化や景気低迷などに伴う市場の縮小に直面している。
そこで理研計器は、2年ほど前から海外市場の開拓を一段と加速した。その強力なツールになっているのがM&Aだ...
レンゴーは2017年以降M&Aを積極化させ、2019年はすでに4件に達しており、今後もこの傾向は続きそう。レンゴーが目指す姿とはどのようなものなのか。