ウォーレン・バフェットの会社に投資する「光通信」とは
光通信<9435>は、光通信は連結子会社175社、持分法適用会社137社を擁する企業集団です。ウォーレン・バフェット氏がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイにも投資しています。
2018年に買収したウィゴー(本社:東京都渋谷区)は、2018年2月期の売上が367億円。店舗数は191で、社員数2,500の中堅企業です。1994年に創業者の中澤征史氏が、大阪のアメリカ村で古着ショップを立ち上げたことが始まり。劇場型の店づくりや有名芸能人とのコラボ企画で若者の支持を得ました。
2017年8月に中澤氏が投資会社「オーチャードコーポレーション」に株式を売却。オーチャードの社長・伊藤忠寛氏がウィゴーの新社長に就任しました。中澤氏は取締役のつかない会長職に退きました。この突然の会社の売却は世間を驚かせます。
しかも、そのわずか3か月後の11月にアラタマコーポレーション(本社:愛知県名古屋市)がウィゴーの株式を取得したのです。同社はブラザー工業<6448>の創業者の資産管理会社。アラタマコーポレーションは米国公認会計士の資格を持つ高橋英朗氏を新社長として招聘しました。中澤氏は取締役会長となります。
中澤氏がオーチャードに株式を売却したころ、ウィゴーの成長は2%前後まで鈍化。中澤氏個人が、会社の調達資金の連帯保証人になるなど負担が重くなっていました。中澤氏は上場を視野に入れてオーチャードに協力を求めたのです。
しかし、ウィゴーの金融機関などがオーチャードの経営体制や信用力に疑問を持つようになり、中澤氏はアラタマと協力して株式を買い戻しました。
その翌年にJ-STARが買収したのです。ウィゴーの社長には事業部長だった園田恭輔氏が就任しました。園田氏は販売員からスタートし、店長、エリアマネージャー、物流、販促まで経験した現場たたき上げの人材です。
J-STARのもとで再出発したウィゴーは、売上重視で出店攻勢を強めていた戦略を改め、利益重視の慎重な経営姿勢をとるようになっています。
麦とホップ@ビールを飲む理由
光通信<9435>は、光通信は連結子会社175社、持分法適用会社137社を擁する企業集団です。ウォーレン・バフェット氏がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイにも投資しています。
世界的なカネ余りによって、M&Aが世界的に過熱しています。今回は「M&Aが株価に与える影響」について、元証券ディーラーがわかりやすく解説します。