不動産ファンドの組成などを行うLCホールディングス<8938>の株価が大揺れに揺れています。7月31日に1,677円の年初来高値をつけ、その後8月19日に750円まで下落しました。
株価下落の原因は、8月14日LCホールディングスの子会社LCレンディングが、投資家から預かった出資金63億4700万円が償還困難になる恐れが出たとの発表をしたため。この出資金はクラウドファンディングのmaneoマーケット(本社:東京都千代田区)経由で集めたもの。業務改善命令が出ているmaneoは、償還期限を迎える出資金に対して新規の募集ができないと通達しました。
その動きを見越していたかのように、7月26日LCホールディングス元社長の本荘良一氏ら1社3名が、保有する株式170万株を1,750円で売却。30億3800万円を手にしています。

まず、LCホールディングスという会社について説明します。
同社は不動産ファンドの組成や、不動産賃貸業などを行う会社です。2019年3月期の売上高は148億2900万円。経常利益は15億200万円です。1987年に前身となるフォルザインターナショナルを設立。1992年に本荘エステートに社名変更して不動産賃貸業を始めました。更に1995年ロジコムに商号変更し、2005年大阪証券取引所ヘラクレス市場(現・ジャスダック)に上場しています。その後、持ち株体制に変更し、LCホールディングスとなりました。
なお、2018年11月13日証券取引等監視委員会は、本荘良一氏をインサイダーの疑いで東京地検に告発しています。インサイダー取引が発覚する前の4月3日に本荘良一氏は代表取締役を退任し、顧問の金子修氏が就任しました。
今回のポイントは、LCレンディングとmaneoです。両社は共同で事業を行うパートナーとなっています。maneoはインターネットのクラウドファンディングを活用し、Web上で投資家を募る事業を行っています。maneoは7~10%の高利回り不動産投資案件を多数抱えており、個人投資家などから資金を集めていました。
LCレンディングは保有する投資物件への出資者の多くを、maneoを通じて募集していたのです。
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