たとえ打ち上げが成功してもH3ロケットの「先行きが暗い」理由

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt

H3は「日本経済衰退の縮図」

こうした「時代遅れ」の製品開発で商機を失うのは、日本企業の経営にスピード感が失われたからだ。スペースXは2002年に設立されたが、6年後の2008年には初の実用ロケットとなるファルコン1を打ち上げ、その2年後の2010年にはH3をはるかに上回るペイロード打ち上げ能力を持つファルコン9を完成させた。H3は2014年の開発開始から、すでに9年も経過している。

世界最高峰の技術力を持つNASAから人材を招き入れたとはいえ、スペースXはベンチャー企業にすぎない...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5