靴販売大手のチヨダが14年ぶりにM&Aに踏み切る。同社は現在手がけていない高額紳士靴の領域を埋めるため同分野を主力とするトモエ商事(東京都台東区)を2023年8月に子会社化する。
砂糖業界で新たな再編が動きだした。その中心にいるのが業界最大手の三井製糖だ。人口減や健康志向の高まり、人工甘味料の台頭などで砂糖の国内消費量が減り続ける中、「3社連合」で逆風に立ち向かう。
ダスキンの業績が好調に推移している。同社は2022年3月期の業績予想を、2021年8月と10月に2度上方修正した。この好調な業績を背景に、次期中期経営計画でM&A強化を打ち出す可能性が高そうだ。
宝印刷は有価証券報告書や株主総会招集通知などに代表される金融・証券専門印刷会社の第一人者を任じる。ここへきて力を入れるのがグローバル展開。シンガポールで同社初の海外M&Aを実行した。
焼酎や日本酒、みりんなどを生産する宝ホールディングスが海外M&Aを加速させている。同社はこの1年ほどの間に米国、カナダ、スペインで、日本食材卸や日本酒メーカーなど4社を傘下に収めた。
「うるるとさらら」でおなじみの家庭用エアコンで知名度のあるダイキン工業だが、実は産業用空調機分野で世界トップシェアを誇り、売上げの大半を海外で稼いでいる。M&A巧者の同社を取り上げる。
ゼネコン(総合建設会社)準大手の戸田建設がM&Aにアクセルを踏み込んでいる。照準を合わせるのは「海外」と「再エネ」。国内建設市場が縮小に向かう中、成長領域での展開を加速する狙いだ。