経営を支配する、あるいは強い影響力を持つような、まとまった割合の株式を取得する場合は、経営関与に伴うメリットに対して何かしらの対価が支払われるべきであり、TOBの際にはそれらの価値(プレミアム)を正しく評価したうえで株価に上乗せするという理屈だ。
つまりポジティブプレミアム平均はTOBを仕かけた企業が、対象となる企業価値をどれだけ高く評価したかの目安となる指標なのである...
9月15日、新生銀行は、SBIホールディングスによる株式公開買い付け(TOB)に関連して、「様々な検討を行っている」としたものの、現時点において決定している事実はない、とするコメントを発表した。
出光興産は16日、上場子会社の東亜石油の完全子会社を目指して実施したTOB(株式公開買い付け)が不成立に終わったと発表した。こうしたTOBの不成立はこの1カ月間で3件目というハイペースだ。