TOB「不成立」の連鎖? 出光興産の東亜石油案件も不調に終わる

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出光興産の本社前(東京・大手町)

出光興産は16日、上場子会社の東亜石油の完全子会社化を目指して実施したTOB(株式公開買い付け)が不成立に終わったと発表した。東亜石油の株価は年明け以降、出光が提示した買付価格2450円を上回る高値が続き、TOB成立が困難な情勢にあった。TOB最終日である15日の東亜石油株の終値は3010円だった。

TOB不成立が年初から3件続く

東亜石油株をめぐっては米投資ファンドのコーンウォール・キャピタル・マネジメントが買い増しを続け、持ち株比率が25%余りに達し、こうした対抗勢力が市場の高値を誘ったとみられる...

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