今回は、世界最大手の豚肉加工企業である万洲国際グループの現会長を務める万隆(ばんりゅう)を紹介する。
万洲国際グループは、2014年に現在の名称になるまでは、双匯(そうかい)グループと呼ばれていた。前身は、1958年に河南省に設立された食肉の加工工場だった。1992年に発売したソーセージがヒットしたのを機に、売り上げを急速に拡大していった。
1998年に深圳証券取引所に上場した。2000年前後からグローバル化を推し進め、2002年には中国で日本ハムと合弁会社を設立した...
中国企業の経営者を紹介するシリーズ。今回はタクシー配車サービス「DiDi」を運営する滴滴出行(ディディチューシン)の創業者で、CEOの程維(チェン・ウェイ)を取り上げる。