澤田ホールディングスのTOB期間延長はいつまで?
澤田ホールディングスの株式公開買付け(TOB)が異例の10回目の延長となったことで話題を呼んでいます。延長の狙いはどこにあるのでしょうか。
巽 震二
| 2020/9/9更新
2020.07.28
有価証券報告書の大株主の状況によれば、第2位の大株主でも持分は1.79%にとどまっており、筆頭株主以外は多数の零細株主がいるだけの状況ですので、一見どの株主も応募しうるように見受けられます。
しかし、外食産業ではよくあることですが、大戸屋HDは株主優待制度により食事券を配布しているため、株主優待目当ての個人投資家が多数保有していると考えられます。こうした優待目当ての個人投資家は、あまりキャピタルゲインを重視しない傾向があり、高いTOB価格が提示されても保有し続ける可能性があります...
澤田ホールディングスの株式公開買付け(TOB)が異例の10回目の延長となったことで話題を呼んでいます。延長の狙いはどこにあるのでしょうか。