コロワイドによる大戸屋の敵対的TOB価格は高いか安いか

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1. TOBに応募しない株主が多い場合

有価証券報告書の大株主の状況によれば、第2位の大株主でも持分は1.79%にとどまっており、筆頭株主以外は多数の零細株主がいるだけの状況ですので、一見どの株主も応募しうるように見受けられます。

しかし、外食産業ではよくあることですが、大戸屋HDは株主優待制度により食事券を配布しているため、株主優待目当ての個人投資家が多数保有していると考えられます。こうした優待目当ての個人投資家は、あまりキャピタルゲインを重視しない傾向があり、高いTOB価格が提示されても保有し続ける可能性があります...

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