ご注意ください
この記事は公開から1年以上経っています。掲載されている情報は、公開当時のものです。

新型コロナ治療薬「レムデシビル」とは?メーカーのギリアドとは?

alt
写真はイメージです

M&Aで事業を拡大

このレムデシビルを開発したのはギリアド・サイエンシズという米国の製薬会社だ。カリフォルニア州フォスターシティに本社を置き、世界35カ国以上で事業を行っており、従業員は約9000人に達する。 

同社は1987年の設立で、エイズや肝疾患、血液がん、固形がん、炎症性疾患、呼吸器疾患、心血管疾患などの領域を重点領域として研究開発に取り組んでおり、数多くのM&Aを繰り返すことで事業規模を拡大してきた。 

日本ではギリアド・サイエンシズ(東京都千代田区)が、米国ギリアド・サイエンシズの日本法人として2012年に設立され、2013年に本格的に活動を開始した。C型慢性肝炎治療薬やB型慢性肝疾患治療薬などの販売を手がけているほか、炎症疾患領域、非アルコール性脂肪肝炎などの治療薬の開発にも取り組んでいる。 

臨床試験中のアビガンは、投与した2週間後に症状が改善する割合が軽症者だと9割に達する一方、重傷者は6割ほどにとどまるとの報告がある。軽症であればアビガンで9割の人の症状が改善でき、重症化してもレムデシビルがあるとなると、安心感は大きく広がりそうだ。

ギリアド・サイエンシズの主なM&A
1987 米国ギリアド・サイエンシズ創立
1999 NeXstar社を買収
2003 Triangle Pharmaceuticals社を買収
2006 Corus社、Raylo社、Myogen社を買収
2007 アイルランドのコークにある製造施設をNycomed社から買収
2009 CV Therapeutics社を買収
2010 CGI Pharmaceuticals社を買収
2011 Arresto BioSciences社、Calistoga Pharmaceuticals社を買収
2012 Pharmasset社を買収
2013 YM BioSciences社を買収
2015 EPITHERAPEUTICS APS社を買収
2016 Nimbus Apollo社を買収
2017 Kite Pharma社を買収
2020 米フォーティー・セブン社を買収

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

M&Aをもっと身近に。

これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。


NEXT STORY

コロナ治療薬「アビガン」で株価上昇のシミックってどんな会社?

コロナ治療薬「アビガン」で株価上昇のシミックってどんな会社?

2020/04/26

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症。その治療薬として注目されているのが「アビガン(ファビピラビル)」だ。この「アビガン」で注目され、3日連続で株価が上がっている企業がある。シミックホールディングスがそれ。一体、どんな会社なのか?