一方、2010年代に入るとコンピューターに画像・動画処理とは異なるニーズが出てきた。ディープラーニング(深層学習)やビッグデータなどを利用したAIだ。AIも大量のデータを処理しなければならないため、GPUが重要な役割を果たすことになる。プロセッサーにとってはグラフィックであろうがAIの処理データであろうが、「0」と「1」の数値を計算することに変わりはない。こうしてGPUはAI開発の分野でもキーデバイスになった...
マネックスグループはコインチェック(東京都渋谷区)の全株式を取得する。4月16日にマネックスグループの取締役兼常務執行役の勝屋敏彦氏が社長に就任。コインチェックが持つブロックチェーン技術などと、マネックスグループが持つ金融業の知見を融合し、未来の金融のあり方を摸索する。
富士通が携帯電話事業から事実上撤退する。かつて「わが世の春」を謳歌した国産携帯電話メーカーも、残るは3社だけ。スマートフォンの急成長とは裏腹に消滅しつつある国産メーカー。「最後の希望」は端末メーカーではなく、通信キャリアのソフトバンクだ。
楽天の携帯電話市場への参入では、基地局の設置工事などに伴い、資金調達残高が2019年のサービス開始時には約2000億円、2025年には最大で6000億円規模を想定しているという。その金額が大きいものかどうか、楽天のこれまでの買収の金額、NTTドコモの設備投資額などから、あらためて考えてみたい。