売上高の65%を広告宣伝に使うのはなぜ?

実際の業績を見てみると、売上高は右肩上がりとなっており、粗利率も80%を超えている。


「成長可能性に関する説明資料」から

しかし一方で、営業損益は赤字となっている。連結ベースで赤字となっている要因は海外事業であり、日本でのフリマアプリ事業は黒字化していることがわかる。これは、海外での認知を得るために広告宣伝を積極的に行っているものの、その効果がまだ売上として表れていないためであろう。

広告宣伝費の影響で営業損益が赤字になるのは、上場した手の企業でよくみられる現象だ。メルカリとしては、多くのユーザーに使ってもらうことでそれだけ利益が生まれるため、とにかく今は認知してもらうことが最優先という姿勢であることがうかがえる。

ところで、有報を見ていると、メルカリは17年6月期の売上高が約220億円となっているなか、広告宣伝費に約142億円もの金を使っていることがわかる。いくら売上原価がほとんど出ていないとはいえ、売上高の約65%もの金額を広告宣伝費に使うというのはかなり積極的だといえる。

なぜここまで金を使うことができるのか? そのカラクリは貸借対照表に隠されていた。