MBO(マネジメント・バイアウト、経営陣による買収)など、株式公開買付け(TOB)による完全子会社化を目指す場合、全部取得条項付種類株式の取得により「スクイーズアウト」することが多々あります。
スクイーズアウトとは、ある会社の株主を大株主とするために、当該会社の少数株主に対して金銭等を交付することで強制的に株式を買い取り、当該企業の株主から文字通り「締め出す」手法です。
その際に問題となるのが「株式取得価格」です...
みなし配当の計算を規定する法人税法施行令の定めを一部無効と判断した、東京地裁平成29年12月6日判決(判例集未掲載)についてご紹介します。
2018年1月10日、法制審議会会社法(企業統治等関係)部会第9回会議が開催されました。そこで導入が検討された「株式交付」制度について、概要を解説します。
吸収合併を理由として退職金の減額変更が出来るのか。今回は、労働者の同意がある場合でも無効になる最高裁の判例をご紹介します。