海外子会社におけるガバナンスの勘どころ しっかり学ぶM&A基礎講座(64)

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単なるチェックではない本来のガバナンス

購買管理でいえば、発注、検収、支払を同一の担当者に任せず相互に牽制が効くような体制にすること、債権管理でいえば、与信限度枠の設定から滞留債権の督促までの手続を確立することなど、各業務におけるデュー・プロセスを徹底することが重要なのは言うまでもありません。

ただし、本社が直接関与して各論をつぶしていくだけでは限界があるでしょう。海外子会社のマネジメント層に対して権限を委譲するとともに子会社管理の透明性を高めるための責任を課すという発想が有用となります...

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