インサイダー取引の対象となる未公開情報は「重要事実」と呼ばれています。重要事実には大きく分けて3つのものがあります。具体的には、M&Aすなわち合併・買収や増減資などの「決定事実」、災害の発生や主要株主の異動などの「発生事実」、直近の公表数値から乖離した「決算情報」がこれに該当します。
これだけでも重要事実の範囲はかなり広いことがわかりますが、実はこれ以外にも「バスケット条項」と呼ばれる規定が存在することに注意が必要です...
2018年3月に経済産業省が発表した「我が国企業による海外M&A研究会報告書」及び「海外M&Aを経営に活用する9つの行動」を紹介します。