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それでも政府は緊急事態宣言を二度と出さない「三つの理由」

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ロックダウンの「有効性」に疑問も

さらに厳しいロックダウン(都市封鎖)にもかかわらず経済活動を再開した欧州諸国が「第2波」の感染増に見舞われているのに対し、厳しいロックダウンを実施しなかったスウェーデンのコロナ感染が落ち着いていることも「追い風」になっている。

スウェーデンではコロナ死亡者数が5700人を超え、人口100万人当たりの死亡者数は日本の約70倍の570人に上り「コロナ対策の典型的な失敗例」と批判されていた。ところが4月以降は死亡者数、重傷者数ともに減少を続けており、7月20日以降は一ケタをキープ。8月15日以降は0人。

スウェーデン政府は、感染対策の指揮をとる疫学者アンデシュ・テグネル氏の「ロックダウンに学術的エビデンス(根拠)がない。一時的に流行を抑制しても、感染再拡大は阻止できない」との主張を容れて厳しい規制を実施しなかった。

1918年-1920年に世界的流行を引き起こしたスペインインフルエンザ(スペイン風邪)の疫学調査では、ロックダウン実施の有無と感染者数・死亡者数の間に有意な差が見いだせないことが分かっている。

つまり「ロックダウンをしてもしなくても、感染者数や死亡者数は変わらない」ということだ。スウェーデン方式に対する評価の変化は、日本政府としても再度の「緊急事態宣言」を出さない「追い風」になる。

M&A Online編集部

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