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コロナ禍で不二家とモロゾフの業績が真っ二つに分かれた理由

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ロードサイド型の出店が奏功した不二家

不二家は菓子事業も行っていますが、洋菓子事業単体で見ても売上高は3.4%減の168億2,600万円。モロゾフの洋菓子事業単体で見た場合の売上高前期比14.9%減の149億2,200万円と比較して、不二家の堅調ぶりが光ります。不二家の洋菓子店数は9月末の段階で871店舗。前年同期比で41店舗の増店となっています。この状況下で増店できたことが売上の底上げに寄与しています。

両社の差は出店形態にも大きく左右されたと考えられます。不二家の洋菓子店はロードサイドや繁華街型、ショッピングモールなど、多岐に渡ります。一方、モロゾフは百貨店が中心...

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