台湾有数のハイテク産業に躍進を遂げる

友嘉実業集団は1979年に創業され、主に3つの分野の事業を行ってきた。工作機械事業、産業設備事業、クリーンエネルギー事業である。全世界に96の生産拠点と営業所を持ち、台湾有数のメーカーに成長すると同時に、ハイテク産業への転換を推し進めてきた。

1993年には、中国の浙江省杭州市に杭州友佳精密机械有限公司を設立し、主に自動制御の工作機械、立体駐車場、フォークリフトを生産している。また、2006年には香港市場に上場した。

台湾企業の対日投資の今後

2016年の対日投資額は過去最大を記録した。台湾では同年に対中依存からの脱却を掲げる蔡英文政権が発足したこともあり、台湾企業の対日投資額は大幅に増えた。台湾の経済省によると、2016年の台湾の対日投資は約5000億円(約45億ドル)となり、前年を大きく上回った。2016年にあった鴻海精密工業によるシャープ救済の投資案件を除いても約5割増えたと言われている。2017年は、2016年のような大型投資はないものの、増勢が続くとみられている。

台湾企業の対日投資では、特に製造業で存在感が高まっている。製造業関連の近年の動きとしては、日本企業を工場とともに買収するという例も増えているほか、日本での工場建設を視野に入れた新会社設立などの案件も目立っている。今後も中国大陸系企業の動向とともに、台湾系企業の対日M&Aへのアプローチにも注目していきたい。

文:M&A Online編集部