上海電気集団の傘下に入った池貝であったが、2014年には、友嘉実業集団に大株主が変わり、友嘉実業集団の傘下に入ることになった。
友嘉実業集団は、2013年以降、海外企業の買収を加速させており、アメリカやドイツの企業などを次々と買収している。池貝の買収も、グローバル化に対応するための友嘉実業集団の戦略であったことがうかがえる。
中国企業のM&A戦略について、特に日本企業と関連する部分にスポットを当て紹介する新連載がスタート。第1回は、ハイアール(Haier)による三洋電機の白物家電事業の買収事例を紹介する。