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GEが再び3Dプリンターメーカーの買収に向かうのか

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重要なツール

3Dプリンターと聞けば「個人が趣味で楽しむもの」と思われている技術ですが、米ゼネラル・エレクトリック(GE)にとっては重要なツールとなっています。

3D事業拡大

4月21日のブルームバーグが伝えたところによると、GEで3Dプリント事業を担当しているデービッド・ジョイス副会長が取材に応じ、3Dプリント事業の拡大に向けて新たな買収を検討しているとを明らかにしました。

GE:3Dプリンター市場で新たな買収検討-ジョイス副会長(Bloomberg外部リンク)

GEは3Dプリント技術を『Additive Manufacturing(アディティブ・マニュファクチャリング)【積層造形技術】』と呼んでいます。

2016年4月におよそ4000万ドルを投じて開設した新施設『アディティブ・テクノロジー・アドバンスメント・センター』の様子を公開しており、GEの3Dプリント事業に対する本気度が伝わってきます。

GEはすでに3Dプリンターでの部品製造に行っており、航空機エンジン関連では20部品が必要だったノズルを1つの部品で製造することを実現しています。

GEは3Dプリント事業に力を入れることで、生産にかかる時間や、コストの大幅な削減を可能にしています。

2016年は2社買収

GEは2016年に欧州の3Dプリンターメーカー2社を買収しました。

2016年9月に発表された買収は、スウェーデンのアーカム社とドイツのSLMソリューションズ・グループの2社でした。買収総額は14億ドル(当時の日本円でおよそ1440億円)でした。

しかし同年10月、GEはSLMソリューションズ・グループの一部の株主から買収案に対して支持を得ることができずに買収を断念しました。

その後、GEは新たな買収先としてSLMソリューションズ・グループとライバル関係にあるドイツのコンセプトレーザーを買収しました。

GEはコンセプトレーザーの75%の株式を5億9900万ドルで買収することで合意しました。数年かけて完全子会社化を目指します。

コンセプトレーザーは金属積層造形分野の先駆者で、米国や中国を中心に代理店があります。航空宇宙、自動車、ジュエリー、医療、歯科業界に多くの顧客を有しています。

買収候補企業

今回のブルームバーグの記事の中で、GEが買収対象としている企業名の言及はありませんでしたが、3Dプリント技術を有する『ストラタシス』と『3Dシステムズ』の株価は反応しました。

外資系企業・金融

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