通信工事業界では大規模な経営統合の“連打”があった。5月8日、コムシスホールディングスはNDS(名古屋市)、北陸電話工事(金沢市)、SYSKEN(熊本市)の3社を経営統合すると発表した。翌9日、今度は協和エクシオがシーキューブ(名古屋市)、西部電気工業(福岡市)、日本電通(大阪市)の3社を同じく経営統合することで合意したと発表。コムシス、協和エクシオはいずれも株式交換で各社を10月に完全子会社化する。これにより、今秋、通信工事業界から6社の上場会社が一度に消えることになる...
日本政策金融公庫論集の第39号に、山本聡東京経済大学経営学部準教授の論文「中小製造業のM&Aと事業成長における企業家的情熱、使命感、やり抜く力」を掲載。企業家的情熱や使命感、やり抜く力などを中小製造業のM&Aに適用し解釈した。
M&A関連の企業発表が2018年も1月早々から連日続いている。このうち経営権の取得を伴う買収・子会社化の案件は東証の「適時開示」ベースで44件(M&A Online編集部集計)。6000億円超の大型M&Aや、買収資金の一部に仮想通貨を充てるレアなケースもあった。
調剤薬局業界は市場形成からまだ歴史は浅いものの、国内でも希有な市場拡大が続いている業界として知られる。最近は調剤を行うドラッグストアが増えており、競争が激化している。業界最大手であるアインファーマシーズですら業界シェアはわずか数%だ。