だが、小口融資が何らかの理由で大量に焦げ付くと、リーマン・ショックのように一気に崩壊するリスクもはらむ。しかも、アントは銀行が提携して融資するケースも少なくない。その場合、銀行はアントに資金を提供しており、債務不履行(デフォルト)のリスクを負う。
つまり、アントの小口金融に端を発した「中国金融危機」が懸念されるというわけだ。中国金融当局は9月16日、小口融資を裏付けとするABSの発行枠に上限を設ける指針を発表している...
アシストモーションは信州大学発のロボットベンチャー。2017年1月に同大繊維学部のロボット研究の成果を社会に普及するため設立した。同校は「キャンパスベンチャーグランプリ」など学生起業コンテスト入賞の常連校で起業マインドが高いことで知られる。
セツロテックは徳島大学発ベンチャーとして、同大学先端酵素学研究所教授の竹本龍也会長らが2017年に設立したバイオテクノロジー系の研究開発企業。投資家からの評価も高く、2020年4月以降だけで同社の累積調達額は5億2900万円に上っている。
ジーンテクノサイエンスはがんや免疫疾患といった治療法が不十分な疾患向けのバイオ新薬をはじめ、再生医療などの研究開発に取り組む。その起源は北海道大学遺伝子病制御研究所での免疫関連タンパク質の機能研究にある。3本柱の事業で先端医療を支えている。
火星などの惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造する「テラフォーミング」という言葉がある。この夢のような構想の実現に役立つ可能性のある素材の量産化を進めているのが京大発ベンチャーのティエムファクトリ(東京都港区)だ。