だが、小口融資が何らかの理由で大量に焦げ付くと、リーマン・ショックのように一気に崩壊するリスクもはらむ。しかも、アントは銀行が提携して融資するケースも少なくない。その場合、銀行はアントに資金を提供しており、債務不履行(デフォルト)のリスクを負う。
つまり、アントの小口金融に端を発した「中国金融危機」が懸念されるというわけだ。中国金融当局は9月16日、小口融資を裏付けとするABSの発行枠に上限を設ける指針を発表している...
アシストモーションは信州大学発のロボットベンチャー。2017年1月に同大繊維学部のロボット研究の成果を社会に普及するため設立した。同校は「キャンパスベンチャーグランプリ」など学生起業コンテスト入賞の常連校で起業マインドが高いことで知られる。
ベンチャーエンタープライズセンター(VEC)がまとめた2019年度(2019年4月~20年3月)の国内ベンチャーキャピタル(VC)による投資金額(速報)は前年度比2.0%増の2833億円と5年連続で増加し、過去最高となった。
緊急事態宣言の全面解除を受け、百貨店や飲食店などが営業を再開するなど徐々に経済が動き始める中、スタートアップ企業への投資に関連する動きも現れてきた。新型コロナ後はどのような企業に資金が集まるのだろうか。
新型コロナウイルス感染の拡大が新規上場(IPO)に深刻な打撃を与えている。株価暴落に伴い公開価格を下回るケースが続出。2020年3月には実に26銘柄の新規上場が予定されていただけに、この月に暴落が起こったのはIPO市場にとって大きな痛手だ。