大庄が32店舗の大量閉店決定、通期予想を黒字から赤字へ修正

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庄や 矢向店

黒字化のカギはボランタリーチェーンにあり

大庄のフランチャイズ加盟店が激減するきっかけとなったのが、主要なフランチャイジーであるかんなん丸<7585>の大規模閉鎖。かんなん丸は2021年1月の取締役会において、庄や11店舗、日本海庄屋11店舗、やるき茶屋3店舗、うたうんだ村2店舗の合計27店舗の閉鎖を決議。80名の希望退職者を募集しました。

かんなん丸は現在も大庄のパートナーであることは間違いありません。2022年3月末の段階で、庄やを21店舗、日本海庄屋を6店舗、合計27店舗運営しています。大庄のフランチャイズ加盟店の41.5%を占めています。

かんなん丸は2022年6月期に6,000万円の経常損失を予想しています。2022年6月期第3四半期において、4億1,700万円の補助金収入を得てもなお黒字化できないのです。今後は時短協力金を得られない可能性の方が高く、店舗数の更なる縮小を余儀なくされるかもしれません。

大庄は直営店をボランタリーチェーンへと進める計画を立てています。大庄が進めているボランタリーチェーン化とは、直営店の経営を社員やスタッフなどに引き渡し、フランチャイズと同様のものにすることです。ボランタリーチェーンにより、運営する側は店舗への初期投資を抑制し、独立することができます。大庄は直営店を退店する必要がないため、損失を回避できます。家賃や人件費の負担も軽減できます。

直営店50店舗をボランタリーチェーンへと移行する予定です。フランチャイズ比率が鳥貴族と同じく35%程度となれば、黒字化できる可能性があります。

大庄の2022年2月末の店舗数から退店する分を引き、50店舗をフランチャイズへと移行すると、FC比率は29.2%。現在の15.3%から大幅に改善できます。

ボランタリーチェーンへの移行が成功して黒字化できれば、ウィズコロナ時代における直営店型居酒屋企業の成功モデルとなるかもしれません。

麦とホップ@ビールを飲む理由

麦とホップ @ビールを飲む理由

しがないサラリーマンが30代で飲食店オーナーを目指しながら、日々精進するためのブログ「ビールを飲む理由」を書いています。サービス、飲食、フード、不動産にまつわる情報を書き込んでいます。飲食店、宿泊施設、民泊、結婚式場の経営者やオーナー、それを目指す人、サービス業に従事している人、就職を考えている人に有益な情報を届けるためのブログです。やがて、そうした人たちの交流の場になれば最高です。

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