1995年、中国初のインターネット会社を起業

ジャック・マーが翻訳の仕事で、アメリカへ行き、インターネットに出合った話はよく知られる。そして、中国に戻ると、起業のための準備を始める。1995年、ジャック・マーは、兄弟などにお金を借り、中国で初のインターネット会社である杭州海博電脳服務有限会社を創立した。3人の従業員のうち、一人はジャック・マー自身、もう一人は、ジャック・マーの奥さんだった。

同年5月、インターネット・ビジネス情報サイト「中国イエロー・ページ」がオンライン上に公開された。この時点で、中国でインターネットができるようになってから、まだ3カ月しか経っていなかった。

その後、この「中国イエロー・ページ」ビジネスは大きくなり、競合他社と合併などを経た後、ジャック・マーは自身の持ち分を、1997年に売却した。

 アリババ創業

1999年、ジャック・マーは、資金を集め、アリババを創業した。その後、1999年と2000年の2度、アリババはソフトバンクなどの国際投資機関から融資を受けている。

2003年には、ショッピングサイトである「タオバオ(淘宝網)」を立ち上げる。「タオバオ」はその後、アジア最大のショッピングサイトへ成長する。2004年には、オンライン決済のプラットフォームである「アリペイ」をスタートさせる。2007年には、アリババは香港市場のメインボードで上場すると、2014年にはニューヨーク証券取引所に上昇を果たす。

ジャック・マーは、挫折を味わいながらも大学入学を諦めず、その後は、得意の英語で道を切り開いていく。英語教師から翻訳の仕事をするようになり、そのおかげでインターネットに出合った。その後のアリババの大躍進と関連付けて考えると、大変興味深い。(敬称略)

文:M&A Online編集部