M&Aバリュエーションを考える 現預金の事業性

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米国の裁判から示唆されるわが国のバリュエーションのプラクティス

アルプス電気とアルパインの経営統合では、アルパインのバランスシートに「現預金」が533億円計上されていたところ、アルパインの専門家の1社は、「売掛金回収から買掛金決済の間に決算期末となるため大量の現預金が滞留、また配当や税の支払原資も加算し、300億円が事業用現金(運転資本)として必要」といい、300億円は非事業用資産(余剰現預金)ではないため、事業価値に加算しなかった...

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