M&Aトランザクション(取引)において、デューデリジェンス(DD)が重要なのはいうまでもありません。ビジネス・会計・税務・法務・環境、といった各視点でターゲットのリスクや投資採算性を精査し、適切な投資判断を行うための材料としなくてはなりません。
こうしたDDのプロセス全体のスケジュール立案、売り手FAとの調整・協議等のロジスティックスは、通常買い手のFAが担うことが多いのですが、最近ではM&A経験豊富な事業会社では自ら実施することも多くなっています...
退職金や年金は、金額も多額になりがちですので、M&Aの買収価格に大きな影響を及ぼす可能性があります。そこで今回は退職金と年金が財務的にどのような影響を与えるのかを紹介したいと思います。
会社の売却価値評価で「買収価格=(時価)純資産+営業利益3年分」とM&A仲介会社のホームページに書かれたのを目にした方も多いのでは。ざっくりとした評価は、はたして理論的には間違いなのでしょうか。
会社を買収する際、対象会社の買収金額はどう決まるのだろうか?連載第2回は、マーケット・アプローチの代表的な評価手法である「類似上場会社法」について、実際に計算しながら理解を深めたい。