トップ > 調べる・学ぶ > 連載 > ご当地銀行の合従連衡史 >【栃木銀行】3無尽の合併で誕生し、新たな地域金融機関のあり方を示す|ご当地銀行の合従連衡史

【栃木銀行】3無尽の合併で誕生し、新たな地域金融機関のあり方を示す|ご当地銀行の合従連衡史

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
副業制度など新しい取り組みにも積極的な栃木銀行の本店(宇都宮市、photo by ビースタイル ギグワークス)

第二地銀の源流は小さな無尽組織に始まり、やがて地域で力をつけ、相互銀行法の制定(1951年5月)に伴い相互銀行となった。さらに昭和から平成の転換期に進んだ相互銀行法の廃止(1992年6月)を受け、普通銀行への転換が進み、地域 “二番手”の普通銀行になっていく。これがオーソドクスなスタイルだ。

ところが、栃木県の第二地銀である栃木銀行<8550>は、その成り立ちから少し異なっていた。地域の無尽会社が徐々に力をつけていくというより、まず3の無尽が合同し、短期に地盤を固めたのである...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY