つけ麺店六厘舎などを運営する松富士(東京都千代田区)と、テレビ番組やイベントなどの企画制作を手がけるブルースモービル(東京都港区)が共同で、ラーメン店の事業承継マッチング事業に乗り出した。 

両社が出資して設立したバトンタッチ(東京都港区)が、ラーメン店の事業承継マッチングサイト「バトンタッチ」を立ち上げ、サービスを始めた。 

後継者問題を抱えているラーメン店を、新しくラーメン店をオープンさせたい個人や法人に紹介するサービスで、同サービスを利用すれば設備投資や従業員教育などの負担軽減や常連客の引継ぎなど、新規参入の障壁が低くなるなどのメリットがあるとしている。  

ラーメン店を譲り受けたい個人らが対象 

ラーメン店の事業承継マッチングサイトは、ラーメン店事業を譲りたい店主と、事業を譲り受けたい個人や法人が会員登録し、関心のある案件について双方が直接交渉し、交渉がまとまった段階で、バトンタッチが契約を仲介する仕組み。

ニュースリリースより

日本には3万店以上のラーメン店が存在し、1年間で3-4割が閉店する状況にあるという。現在、バトンタッチには買い主会員54人が、売り主会員1人が登録している。 

今回のマッチング事業について、創業者で六厘舎店主の三田遼斉氏は「店主さんのためにも、お客さんのためにも、ラーメン業界の今後のためにも、誰かが立ち上がらなければいけないと考え、今回バトンタッチを立ち上げた」としている。 

六厘舎はつけ麺ブームを牽引した店舗で、濃厚なスープが特徴。大量の食材を長時間煮込み、最後に素材の形がなくなるまで潰して素材の旨みを引き出している。 

東京商工リサーチによると、松富士の子会社で、六厘舎をはじめモッコリ豚などのラーメン店を運営する松富士食品(東京都千代田区)の2019年6月期の売上高は51億4800万円(前年度比0.7%増)だった。2019年6月時点の社員、パートを合わせた従業員数は1011人。

松富士の沿革
2005 六厘舎本店(東京都品川区)開店
2007 松富士設立
2007 通販事業開始
2008 勢天設立
2008 松富士食品設立
2012 多店舗化に着手

文:M&A Online編集部